財団についてABOUT

ご挨拶

代表理事

小川 賢太郎

ゼンショーホールディングスは1982年、「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という企業理念を掲げ、神奈川県横浜市で創業しました。2021年現在、牛丼チェーン「すき家」やファミリーレストランの「ココス」、100円寿司チェーンの「はま寿司」をはじめ、国内外の約10,000店舗で安全でおいしい「食」を提供しています。

世界中の人々に安全でおいしい食を手軽な価格で提供する。それがゼンショーの使命です。世界の飢餓人口は8億2,000万人、約9人に1人といわれています。原材料の調達から製造・加工、物流、店舗での販売までを一貫して行う食のインフラを地球の隅々まで巡らせることで、世界から飢餓と貧困をなくすことができます。ゼンショーはそのために一歩一歩進んでいます。

一方で、ゼンショーは次世代を担う子どもたちに不可欠な、健全な教育環境の提供にも力を入れてきました。2007年にすき家で東ティモール産のコーヒーの販売を開始したことを皮切りにフェアトレード事業を開始し、現在では18ヵ国と取引をしています。生産者とともに成長・発展することを目指すゼンショーでは、社会開発資金 がその国・地域の人々が本当に必要としていることのために活用されるよう、その使途にも積極的に関与しています。タンザニアでは出産に臨む母親の母体保護や新生児・乳幼児の健康指導を行う「母子健康プログラム」の衛生指導員の育成を行い、乳幼児の死亡数を激減させることができました。ルワンダでは共同水道施設を建設し、子どもたちは毎日1時間以上かけていた水汲みから解放され、学校に行けるようになりました。また、生産者の地区の小学校には家庭科教室と学級文庫も設置しています。

ひるがえって日本の子どもたちを見ると、その相対的貧困率は13.5%、つまり7人に1人の子どもが相対的貧困の状態にあるといわれています。生まれた環境で学力や将来の職業が左右されている子どもたちが日本にもいます。そんな子どもたちが健全な環境で教育を受け、将来自立して社会で活躍できるように支援する活動を行うため、2019年に一般財団法人ゼンショーかがやき子ども財団を設立しました。小さな一歩ではありますが、日本の子どもが輝けるよう、希望を持てるよう、多くの子どもたちが自立・活躍するための支えになることを目指しています。

※社会開発資金:原料買取価格の中で現地の人々が必要とする様々な生活改善活動に充てられる金額のこと。

財団概要

名称
一般財団法人 ゼンショーかがやき子ども財団
(Zensho Kagayaki Children’s Foundation)
設立日
2019年 7月 1日
目的
当法人は、社会的養護下にある児童等に対し、経済的な理由で進学や社会での活躍を阻害されることなく、自らの能力や適性にあった進路を選択し、意欲的に学業に専念できるよう支援するとともに、児童の健全な人間形成に寄与することを目的とする。
事業内容
① 奨学金の給付
② 奨学生の支援
③ ゼンショーグループのリソースを活用した児童の健全な育成に貢献する体験活動
④ その他当法人の目的を達成するために必要な事業